錦秋の候、皆様におかれましては益々お元気でご活躍のこととお慶び申し上げます。
さて、今回は上記テーマのお手紙をお届けさせていただきます。
いよいよ『世界がん撲滅サミット2022 in OSAKA』開幕である。
この間、標準治療ファシズムの信者によって様々な圧や、デマ、中傷が流されたと聞くが、中にはそのような軽率なものにとらわれず、自分の目と耳で確かめてみるのだという方々も増えてきたということだ。
私は言う。
標準治療ファシズムとそろそろ決別する時が来たと。
彼らは、彼ら自身が主張する医療詐欺やニセ医療とコインの表裏の関係にあることさえ気づいていないようだ。
そもそも彼らに厚労省は、それがニセ医療だと確定する資格を与えたのか?
そうではない。
医師だから認定していいというのなら、ニセ医療だと認定された医師もまた厚労省から、その治療を実施してよいと認定されたに等しいが、この点については口を閉ざす。そもそも保険診療は国民の税金から保険報酬が支払われているわけだから、自費で支払う自由診療と保険診療は医療を受けた患者にとっては高額かどうかの違いはあるが、多かれ少なかれ負担を迫られている点について変わりがない。
中には世界旅行に行った方がよほど良いなどと患者に告げる医師もいるというが、人の人生や懐の中にまで手を突っ込んでも良いと誰が認定したのだろうか。
彼らに認定されたことは第一に、患者を治療して治せ! ということである。
私がお世話になってきた心臓をはじめとする医師の方々は必死で治療法を探し、最善を尽くしてくれているが、がん医療の医師に限って言えば、簡単にもう手はありません、と言い、患者を突き放すように「ウチではもう……」などと言う。
先端医療を紹介すれば、あれはインチキだなどとうそぶき、代替医療についてはハナからこれを否定して、その医師に会って取材したわけでもないのに、したり顔で言い切る。
「そんなもの効果はありませんよ!」
彼らは自分が全能の神にでもなった気でいるが患者を治せない全能の神など存在するわけがない。
にもかかわらず、最善、最高の治療ですよ、体力のあるうちにどうぞ、と迫る姿はどう考えても神の使いではあるまい。
彼らに言う。
本当に最善最高なら目の前の患者を100%治してみたらどうだ? と。
そうではないから患者の皆さんは、皆、必死で新しい治療法を探しているのである。100%治せもしないのに、他の治療法にあれはインチキだというのなら自分たちの手で治してみせたらどうなのだ?
であれば、患者は代替医療も先端医療も必要としないのだ。
小児がん患者や難治がん、希少がんのがん患者を放置し続けてよく最善最高の治療などと言えたものだ。しかも多くの患者の皆さんは化学療法の副作用で苦しんでいるではないか。SNSでスクラムを組んでデマや中傷のキャンペーンを張る暇があったら副作用を改善するよう製薬会社にスクラムを組んで提案したらどうだ? すでにやっているというなら、そういう活動こそSNSで報告するべきだ。その方がよほど患者の皆さんにとっては心強いだろう。
いい加減に少しは反省しろ! 標準治療ファシズムの諸君!
というわけで、我々は彼らと決別し、新しいがん医療を構築することを目指す。患者の皆さん、ハーメルンの笛吹はそこら中にいるものだ。そして彼らは言うだろう。
私の笛は最善最高だぞ、と。
彼らに騙されないコツは、自分でその音色を聞き分けることだ。
11月3日(木・祝)午後1時より大阪国際会議場で、『世界がん撲滅サミット2022 in OSAKA』(https://cancer-zero.com)の幕が上がる。
我々は最善を尽くす。そして冷静かつ心正しき標準治療の推進者と連携しながら新しいがん医療の世界を切り拓いていくだろう。
寒暖差にくれぐれもお気をつけてください。
中見利男拝