『不易流行と武士道2018~がん撲滅サミットの使命とは何か?~』

 この度の西日本豪雨、台風災害、北海道胆振東部地震に被災され、お亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。また被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。1日も早い復旧復興を応援させていただきます。

 只今、第4回がん撲滅サミット(https://cancer-zero.com)の入場エントリーの受付を開始しております。またパシフィコ横浜で昨年開催された第3回がん撲滅サミットの講演動画を今大会のHPにてオンエア中です。どうぞご覧ください

第4回がん撲滅サミット

 さて、がん撲滅サミットに関しまして皆様のお力添えをいただいておりますことに心より感謝申し上げます。年1回こうした大会を開催しておりますが、単なるお祭り騒ぎにしてほしくないというご指摘もいただいております。しかし、がん撲滅サミットは決してお祭り騒ぎなどではありません。患者の皆さんが、がんと向き合っておられるように私たちも命がけでがん撲滅に向けて活動を行っております。もちろん、1回の大会でがん撲滅ができるのであれば、こんな楽なことはありません。

 粘り強くコツコツと時の力を重ねながら続けていくからこそ、様々な方々の応援やご理解がいただけるのだと思います。たとえば、昨年の大会でようやく菅義偉内閣官房長官から「政府を挙げてがん撲滅に取り組む」というメッセージを頂戴することができたこと。また厚労省の幹部の方々から、がん撲滅サミットで話し合われたことを施策に反映致しますとのお話を頂戴したこと。こうした動きが始まったのもがん撲滅サミットが決してお祭り騒ぎなどではないことを政府の皆さんにご理解いただいたからこそと存じます。しかも第4回大会を含めて今やがん撲滅サミットは、その理念通りに日本のがん医療を立案する政府関係者や医療者、経済人、メディア、患者や、ご家族の皆さんが、まさにオールジャパンとして一堂に会する大会に成長しております。

 さらに昨年、私が公開セカンドオピニオン開始前にご提案させていただいた『先端高度がん医療センター構想』につきましても現在、官邸、厚労省の皆さんとともに前進させるべく協議を続けております。こうした動きのなかからがん撲滅に向けた熱意やムーブメント、またエネルギーが生まれてくるのではないでしょうか。

 いわば2015年の第1回大会から本格的にがん撲滅の歴史が日本で刻まれることになったのです。当然、1年ごとの大会は日本のがん撲滅の歴史でもあります。

 そこで何が話し合われ、どういう治療法が紹介されたのかは今年も、来年もがん撲滅サミットの歴史にしっかりと残るものになって参ります。

 さて、『がん撲滅サミット2016の検証』と『三好立先生と堀信一先生の登壇を希望します』との貴重な、前向きなご意見をすい臓がんサバイバーのハマリョウさんのブログで拝見させていただきました。

 ハマリョウさん、そして応援をいただいている皆様の力強いご意見、誠にありがとうございます。がん撲滅サミットの歴史において、一昨年に起きた騒動については、決して忘れるべきものではない、ということを改めてご教示いただいたように思います。

 そしてハマリョウさん、皆さん、このたびのご提案に心から感謝申し上げます。この件に関しましては第4回がん撲滅サミットの公開セカンドオピニオン開始前に今後の方針を含めて皆様に直接お話をさせていただきます。

 皆さん、敵はがんです。
 患者同士や医師同士で戦い合っている場合ではありません。人間ですから、行き違いもあるでしょう。しかし、がん医療を通じて憎しみ合うことに、あまり意味はありません。大事なことは社会に復帰され、平穏な日常を取り戻すことです。もっと前向きに参りましょう。ただし、それでもある意図を持った人々が自分たちの権益のためにがん医療の世界にあえて混乱を仕掛けているのだということが判明した場合は全力で戦わねばなりません。患者の皆さんの生きる権利を守るためにも、今の私にはその覚悟があるということだけはお伝え致します。

 なぜならがん撲滅サミットの使命とは、まさに人類の前に立ちはだかる「がん」という歴史的な厚い壁を打ち破ることにあるからです。

 皆さん、当日、東京ビッグサイト7階 国際会議場でお会いしましょう!
 引き続きよろしくお願い申し上げます。
 御多忙と存じます。どうぞご自愛ください。

中見利男拝

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