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『不易流行と武士道2021
〜ウイルス療法G47Δ ついに承認!〜』

 初夏の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

 さて、待望のウイルス療法G47Δが6月11日(金)付で厚労省によって正式承認されました。

 脳幹グリオーマの患者の皆様やご家族の皆様、そして今後適応範囲の拡大を待望されているがん患者の皆様にとっては本当に吉報です。しかも脳幹グリオーマを対象としたウイルス療法では世界初の実用化となります。
 日本人の気概を示し、日本発の創薬に挑んだ藤堂具紀教授に心より敬意を表します。

 そもそも日本の創薬の力を世界に広げていくことこそ、医療を通じた真の平和活動だと思います。
 「世界のがん患者を1人でも救いたい」

 そういう願いがこれからも医療を発展させるに違いありません。

 今後、『世界がん撲滅サミット2021 in OSAKA』ではG47Δの適用拡大を目指して引き続き支援をさせていただきます。

 また同時に第4回がん撲滅サミットでもクローズアップさせていただいた出澤真理先生(東北大学大学院医学系研究科)のMUSE細胞をはじめとする有力な治療法の承認をがん医療に限らず応援して参ります。

 特にMUSE細胞は、その研究過程において正常な細胞を、あえて傷つけるために抗がん剤を使用しております。しかも、その部位をMUSE細胞がいち早く駆けつけて修復をしているのですから『抗がん剤副作用軽減プロジェクト』としても、ぜひ推進して参りたいと考えております。

 なにはともあれ、ウイルス療法G47Δががん医療の歴史を大きく塗り替えようとしている事実を皆様と共に今は喜びたいと思います。

 PS、坂田捺乃さん、大変遅くなりましたが、あなたとの約束をまずは果たせましたよ。次は、いよいよ小児がん患者の皆さんへの適応に向けて頑張ります。天国から藤堂具紀教授や我々のことを応援してください。

 暑くなって参りました。どうぞご自愛ください。

中見利男拝
 
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