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『不易流行と武士道2017
〜第3回がん撲滅サミットと覚醒〜』
 ご無沙汰しております。
 第3回がん撲滅サミットのHPが公開されました。いよいよ武藤徹一郎大会長(公益財団法人がん研究会有明病院 メディカルディレクター・名誉院長)のご指導の下でのスタートです。
 昨年は皆様方にご心配をおかけ致しましたことに、改めてお詫び申し上げます。

 さらに昨年同様にお一人お一人にお会いし、取材もさせていただいたうえで、我々のご依頼をご快諾いただいた先生方に心より感謝申し上げます。

 しかし昨年の一件は、我々を確実に覚醒させてくれました。それはがん撲滅サミットそのものが道であるという事実。そこに改めて気づかされたのです。

『敵は己れの中にあり』

 我々日本人には、古来より道という概念があります。それは礼を重んじ他者を非難、批判している時間があれば、己の技術を精進し、ひたすらその精度を高めていくという考えです。がん撲滅サミットは、まさに道そのもので、少しでも油断したなら、がんという強敵に撲滅どころか逆に打ちのめされてしまう。

 だからこそ、この道に後退は許されない。ただひたすら前進するしかない。でなければ『がん』という厚い壁を打ち破ることは不可能である。

 こうした事実に改めて気づかせてくれたうえ、我々を覚醒に導いてくれた。そういう意味から私は昨年、ご指摘をくださった患者会、医師、メディアの皆様に心から感謝の意を捧げたいと思います。

 と同時に、今回の実行委員会のメンバー及び講演者、公開セカンドオピニオンご登壇の先生方の事は、がん患者の皆様と同様、真摯に全力を挙げて守りたいと考えております。

 嵐の友は真の友という。
 嵐を呼び寄せてくれた人々。
 そして嵐をものともせずに「大丈夫か?」と駆けつけてくれた人々。たとえば、前回のことがあっても主催団体に加わっていただいた公益財団法人がん研究会有明病院の皆様やご後援、ご協賛をご快諾いただいた方々。
 こうしたすべての人々が我々を覚醒させてくれたのだろうと思います。

 そして我々の最大の覚醒は小林久隆氏の存在です。

 がんはいつの日か撲滅すべきものであるのは言うまでもありませんが、小林先生の開発した治療法は今後、がんになっても治る、がんと共生できる、まさにがん撲滅を現実のものにする画期的な治療法だという事実です。

 今後は、内閣官房健康・医療戦略室や厚労省の皆様と連携し、こうした希望ある治療の治験を日本でもより多くの病院で一日でも早く推進できるよう尽力しつつ、玉石混交となっている治療を厳しく峻別したうえで、スポットライトの当たっていない研究者や治療法についても光を当てることのできるよう邁進して参る所存です。

 もちろん今大会のようにバランス感覚のある一流の標準治療の先生方や、自ら縁の下の力持ちに徹していただいている尊敬すべき2人の医師の皆様、そして患者の皆様とも連携し、武藤体制の下、まさにオールジャパンでがん撲滅に向け、新たな挑戦を開始していくことを改めてここに宣言いたします。

 詳細はがん撲滅サミットHPをご覧ください。
http://cancer-zero.com
 国際社会を見渡せば、まさに暗雲が垂れ込めている世の中ですが、がん医療の世界こそ希望の光が空を覆い尽くす時代にしていこうではありませんか。
 それでは第3回がん撲滅サミットの会場でお会いしましょう!
 ご多忙と存じます。どうぞご自愛ください。
中見利男拝
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